SSブログ

実際に本物を観た絵も [映画]

ロバート・M・エド『ナチ略奪美術品を救え 特殊部隊「モニュメンツ・メン」の戦争』を原作として、第二次世界大戦時にヒトラーによって重要な美術品や文化財が破壊される前に奪還を試みる連合軍の活躍が描かれた「ミケランジェロ・プロジェクト」。

 200.jpg

 史実に基づいた映画だと言うが、評論家からの評価は余り芳しくなく10点満点5,2だって。

 映画では7人の組織編成だが2,3ダースの士官だったようだ。

 

 何はともあれ、ナチスが隠した莫大な絵画を始め文化財が彼らの手で奪還されたと言う事は、今、美術館で観れれる幸運を嬉しく思う。

 davinci_ritratto01.jpg 

 映像の中では実物を観た事のあるダヴィンチの「白テンを抱く貴婦人」

 Jan_Vermeer_van_Delft_011.jpg

 フェルメールの「絵画芸術」

 375px-Jan_Vermeer_-_The_Astronomer.JPG 

 「天文学者」 山と積まれた美術品の中に見え隠れしていた。

 行方不明で未だにわからない物も有るらしいけれど、 全部焼き尽くす筈だった美術品が多少なりとも奪還出来た事は後世への財産だと思う。

 クレジットタイトルのバックは実写のナチスが隠した膨大な略奪品が写しだされていた。美術品の略奪ばかりではなく、ユダヤ人へのホロコースト。V.E.フランクルの「夜と霧」を読んでみると悪の限りを尽したナチスに憎悪と恐怖さえ覚える。

 女親衛隊たちは、入れ墨をした人間の皮膚でブックカバーや電気スタンドを作ったり、人間の死体で石鹸を作ったり。

 ドイツは過去の大きな過ちを犯した償いか、今回のシリア難民を積極的に受け入れていると、聞いているが?

 

 サンクトペテルブルグのエカテリーナ宮殿にある琥珀の間の琥珀もナチスが持ち出して行方不明、その後復元されたので私は是非見てみたいと思い数年前に行ってみた。

 

 

 image.jpg

 ジョージ・クルーニ。 以前この人が出て来た時に「クルーニー」と言う名に聞き覚えが、と思った。かの有名なローズマリー・クルーニーの弟の子供だそうだ。 「Come on a my house」や「Mambo Itariano」のヒット曲を歌っていたのは彼の叔母さんだった。

 この映画の監督、脚本を手がけハーバード大学付属美術館長の役。

 

  345px-Damon_cropped.jpg

 マット・デイモン 。メトロポリタン美術館のキュレーター役。

 この俳優好きです。 結婚はしたけど、今まで共演した女優と浮名を流し恋人に600万円のBMWをプレゼンとしたことも有るとか。何億も稼ぐ人だから大したことないのでしょう。

 評論家の批評は別にして、どのようにしてナチスドイツに略奪された美術品が救われたかを知り、絵画好きには楽しめる映画だった。

 

 次は「黄金のアデーレ」が気になる。クリムト作の「黄金のアデーレ」オーストリアのモナリザ奪還の実話だ。クリムトは常に自宅に15人もの女性を寝泊まりさせ、多くの女性と愛人関係にあり生涯結婚はしなかった。一風変わり者。

  しかし金箔を多く用い、絢爛豪華な作品は風貌からは想像できない。 もう、上映中でしょ。 観に行かなくちゃ!映画って観だすときりが無くなるのよね。 


nice!(28)  コメント(8) 
共通テーマ:映画

nice! 28

コメント 8

green_blue_sky

こんにちは。
いい映画を観られたんだ。映画館に行けないので、ネットで公開されるのを待ちます。
評価は悪いようですが、芸術を愛する人は好む作品だと思います。
ヒトラーが絵画を目指した関係で、オーストリアに芸術を集めようとしたから大変なことになってしまった。かなりの多くの作品が今も見つからないようですね。
寒い日が続き、冬モードです。2ニャンズも寒いので人の周りやこたつの周りにいます(^_^;)
by green_blue_sky (2015-11-28 16:20) 

ChatBleu

映画、全然見てないですが、「黄金のアデーレ」はちょっと気になってます。
でも、きっと見に行かないだろうな(^^;)
by ChatBleu (2015-11-28 16:59) 

majyo

絵画満載の映画なんて ponntaさんは最高でしたね
こちら、画家の名前だけはわかるという
おっそろしく芸術性の無い人間ですが
ストーリーは面白そうですね
次も視野に入っていて、良い傾向です
どんどん出かけましょう!
by majyo (2015-11-28 19:56) 

青竹

貴重な人類の財産も戦争は破壊してしまいます。
個々の人は兵士であっても正常なときには
そのような愚行は行わないのでしょうが、組織に
洗脳され支配されると進んで破壊行為に加担してしまいます。
人が人でなくなる、それが戦争の恐ろしさなのでしょう。
by 青竹 (2015-11-29 23:22) 

リュカ

評論家の評価は低いですよね〜。
でも絵画好きだから、私は見て良かったって思います^^
黄金のアデーレ。観に行くのですね!!^^
わたしは12月はチョット無理そうなので
もしも1月も上映してたら行こうって思います♪
by リュカ (2015-11-30 10:13) 

Ginger

この2作、私も気になってました~!「美」への造形が深いおうし座のponntaさんらしいわー♪
映画館へ出向く、というのは中々決心がいるんだけど、習慣化すると腰軽くなりますよね~。文化は大切。大切な遺産をアルカイダやISが破壊していたけど、時を経ても戦争で同じことする進化しない軍人はキライだ!
by Ginger (2015-11-30 12:49) 

Nyandam

貴重な美術品を守ってくれた人がいたんですね~
ありがたいことです。
ジョージ・クルーニー。ER緊急救命室で初めて見たころは若かったにゃ~
by Nyandam (2015-12-02 13:00) 

吟遊詩人41

貴婦人が「白テン」を。。。

いや、、、貴婦人には「毛の長い猫」がお似合いだと思うんですけどねえ(-_-)ニヤリ

by 吟遊詩人41 (2015-12-06 23:28) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

仮契約今年はこれで ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。