入院生活忘備録 2 点滴が大変 [健康]
食事が摂れていなかったので即刻点滴が始まりまりました。
この点滴が看護師泣かせで自分も大変でした。
女性、特に高齢になるとよほど筋肉を鍛えている人でない限り血管が細くて見つけにくいそうです。
私の場合も然り、血管を探すのに時間がかかり何とか刺しても普通3、4回もつところを漏れたり腫れてきたりで差し変えするので恐怖の点滴でした。
看護師丸2年だと言うSさんは上手だった。「Sさんルート」と私が名前を付けて5日も使ったのでした。
そこへ行くとSさんと同期だと言ったTさんは、夜中に差し替えの際、もう一度やらせて下さい、と言いながら何度もやり直して内出血でアザだらけになり、結局応援を頼んだのです。
連日8本、38度5〜9度の発熱 で追加に抗生剤の点滴を4本。 実に点滴の鎖に繋がれていました。
それ に加えてまず、体内のどこに炎症が起きているのか、以前盲腸を散らしているのでそれが悪さをしているかも、と大腸と胃の内視鏡検査です。 1月に定期的な自主検査で両方の検査をしていて異常なしでしたが例の2リットルの下剤とお水を飲む苦行でした。 点滴をしたまま体力がないのでフラフラでこれまた大変でした。
結果、胃腸には異常は診られませんでした。
しかし点滴の副作用か手足がむくみ、肺に水が溜まって咳が出始め苦しいのなんの!
浮腫を取るため利尿剤が処方され、出たオシッコを取って容器に溜めなければならず、何回も通うトイレでヘロヘロです。 後日カップでとるのから「尿取りハット」と言う物に変えてもらいました。
この尿取りハットは優れもの、ナポレオンの帽子のような形で、便座に挟んで用を足せるのです。
入院生活も検査で車椅子に乗せられあちこち連れて行かれ忙しい日々です。
ああ、一旦入院すればされるがまま、言いなりでモルモットだ! しかし、何もわからないのだからお任せするしか無いのですよね。
万が一不治の病だったら治療はしない覚悟が出来ていました。 このまま家に戻れなかったらと残された連れ合いを思うと心が痛みました。 言っておかなければならないことが日常の生活の中でも沢山あります。
そんな中でも毎日の血液検査の結果は良い結果が出てきませんでした。相変わらず何処かに炎症が起きていると。
主治医も原因が何なのか判断できかねていました。
「こんなのは初めてだ」って。
なんで?私はよほど悪いことをしてきたのか?!
このまま長期入院で家に帰れないのかも。 点滴でアザだらけになり浮腫んだ皮膚が萎んで、まるで蛇の抜け殻の様になった腕をしみじみ見つめました。
膠原病の疑いも有るとか…………………?
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