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139回芥川賞を読んで [本]

最近読んだ本で感銘を受けたのが、楊逸(ヤンイー)作「時が滲む朝」。
第39回芥川賞受賞作です。

選評では石原慎太郎、川上龍などは推していなかった様だが、一部形容の仕方などに一寸頭をかしげざるを得ない箇所も有ったが私は引き込まれるように読んでしまった。

何年か前に行った壮大なスケールの中国、色々物議をかもした今回の北京オリンピック、安穏とした現在の我が日本国と照らし合わせて感慨深かった。

5才で下方されて22才で日本に来た作者は大変な苦労と努力をしてきた人なのだろう。そのバイタリティーなる物に先ず、脱帽だ。

時が滲む朝.jpg書 名 時が滲む朝

出版社 発行所=文藝春秋
著 者 楊逸
税込価格 1,300円(本体1,238円+税)
発行年月 2008年7月
判型 B6

内容は( コピーしました )m(_ _)m
1988年夏、中国の名門大学に進学した2人の学生、梁浩遠(りょう・こうえん)と謝志強(しゃ・しきょう)。様々な地方から入学した学生たちと出会うなかで、2人は「愛国」「民主化」「アメリカ」などについて考え、天安門広場に行き着く――。
大学のキャンパスで浩遠と志強が出会った「我愛中国」とは。同窓の友人たちとの議論や学生生活を通して、現代中国の実像を丹念に描きつつ、中国人の心情がリアルに伝わってくる力作です。物語の後半では日本も登場し、国境を越えるダイナミックな展開から目が離せません。衝撃の前作『ワンちゃん』から半年、スケールアップした新鋭の最新作です。

            ついでに

rionline02.gif

西安の兵馬俑坑を見学(ここは死ぬまでに一度行きたかった所の一つ)
ものすごい数の俑 に圧倒される。一体、一体顔も衣装も異なり着色されて焼かれたとか。 記念に図録を買った。
P9110001.JPG

その時に買った図録にサインをしていた人が兵馬俑坑を発見した人。水がないため
井戸を掘るのに何人もの農民が作業していたがみんな帰ってしまって残ったのがこの人で運良くか運悪くか見つけたらしい。 発見した当初はお金も僅かしか貰えなかったらしい。 観光客がフラッシュをたいて記念撮影をするので目が悪くなってしまったとかでサングラスしていた。写真撮影はしなかったけどサインはして貰った。
P9110002.JPG
あのオジサンどうしたかな?
インチキくさい中国のことだから果たして本物だったのかなァ?
本物だったと信じようw。


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コメント 7

クロネコ

楊逸(ヤンイー)作「時が滲む朝」、たしか初の中国人の芥川賞受賞作ですよね?相変わらず、ニュースが新しいなぁ(^^;)見習わなくちゃ。

by クロネコ (2008-09-11 11:49) 

りみこ

賞をとった作品が必ずしもすばらしいとは言えないと最近はよく言われていますが、これは良かったのですね?
手元にあってもまだ読んでおりませ~ん(^_^;)
早く読まなくちゃ・・・w
by りみこ (2008-09-11 12:25) 

ねこじゃらん

私もたまには大人っぽい(?)本も読まなきゃ (;^_^A アセアセ・・・
・・・私もそこ、西安行ったことあります。。
たぶんそこです・・・なんかいっぱいおった。。。
こんな馬鹿のまま行っちゃってすみません。。(涙)
敦煌の莫高窟にも・・・叔母のおともで行きました。<(__)>
by ねこじゃらん (2008-09-11 14:10) 

yuki999

近所の中華料理の中国人の方は
とてもやさしくていい人なんですが、
近所の整骨院の中国人は、
凄くいいかげんな人です。
カイロプラクティクやってるって看板に書いてあるのに
やってません。
僕はカイロプラクティクやってると書いてあったから
やってもらおうと思って入ったのに・・・
中華料理の方を見習ってほしいです。
by yuki999 (2008-09-11 19:47) 

ponnta1351

> クロネコさんへ 楊逸さん 好き嫌いは(小説も含めて)別にして
バイタリティーのある頭の良い人だと思いますにゃァ。

>りみこさんへ そうなのよね、賞を取ったからって必ずしも素晴らしいと思えない物もありますよね。最近の芥川賞ず~っと読んでるけど「なに、コレ」って感じの物が有りました。特に若年層のは。

>ねこじゃらんさんへ 敦煌の莫高窟行ってみたい所です。ラクダで行くんでしょ? でも もう無理だァ(泣)体力が・・・。

>YUKi999さん なんか中国の人っていい人悪い人に別れるみたい。
真面目でちゃんとしている人も居るけど、チャランポランないい加減な人とか。看板掲げてやってないなんて酷いわね。

by ponnta1351 (2008-09-11 20:50) 

リフソロ

信じておきましょう、一応。
私は書店でイスに座って立ち読みしました。
直木賞の「切羽へ」です。
オール讀物だったので、途中までしか掲載されていませんでした。
これから面白くなるところでしたがそのままになっています。
続きはまた、立ち読みかも・・・

by リフソロ (2008-09-12 07:46) 

ねこじゃらん

確か車で移動でしたよー。大ジョブですよ!
砂漠地帯(?)は道がかなり悪かったけど、寝てました。(笑)
by ねこじゃらん (2008-09-13 15:47) 

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