ジプシーヴァイオリン [コンサート]
先週の金曜日に腰痛に見舞われました。
翌日やっとの思いで、整形外科に行ってレントゲンを6枚撮って貰いましたら、高齢者に多い「いつの間にか骨折」ではないことが解りました。 丁度居合わせた90才になる女性も骨折で即3ヶ月の入院だそうです。
入院したらもう出て来られない「入院なんて嫌だ、イヤダ」と嘆いていました。
骨量が減って骨がもろくなっているために、転んだわけでもないのにいつの間にか骨折してしまうそうです。久しぶりに会った人もこ骨折して入院していてたと言うのでビックリ。やはり転んだわけではないようです。
痛み止めと貼り薬を貰って、なんとか22日(火)のコンサートに行くことが出来ました。
ずっと前にチケットを買っておいた上野の文化会館での超絶技巧のキング・オブ・ジプシーヴァイオリンのロビー・ラカトシュのコンサートです。実に9年ぶりの来日で、私は9年前にもコンサートに行って居るんですよね。
ハンガリーの伝説的なジプシーヴァイオリンはリストやベートーベンにも影響を与えたとか。そのジプシーヴァイオリンの名家の生まれで9才にしてプロデビュー。メニューインも大絶賛したそうな。
ヴァイオリンの怪人とか悪魔のような超絶技巧とか言われる見事な演奏に酔いしれました。クラシックからジャズに至るまで異なるジャンルの要素を取り入れ聴衆を飽きさせません。
今回もラカトシュ含めて第2ヴァイオリン、ギター、コントラバス、ピアノ、ツィンバロンの6人でしたが、このツィンバロンが凄いんです。4オクターブの音が出て、猫じゃらしのようなバチで眼にも止まらぬ早さで叩いて音を出します。不思議な幻想的な音ですね。 ピアノの起源とか。
ツィンバロン奏者のイェヌー・リステシュがソロでリムスキー・コルサコフの「くまん蜂の飛行」を演奏しましが圧巻でした。